避けられぬ運命
・・・・・・・早朝の山中に金属のような物がぶつかりあう音が聞こえる。



“トレーニング”・・・という名の元で開始された勝負である。



            ――  今から1時間程前 ――



その頃『スコール』という少年は【訓練施設】にいた



独りで自分の腕を試していたのだろう・・・


その時、『サイファー』という少年が現れた。


スコールにとって、この少年はとても厄介な存在だ。


その少年はスコールが特訓している姿を黙って見ている。


その時――スコールはモンスターに不意をつかれ攻撃された


スコール 「 ぐッ・・・・・」
         
スコールはその拍子にガンブレードを落してしまった

サイファーはそれを見るとこう言った


サイファー 「 マヌケなもんだな、普通こんな雑魚にやられねぇぜ」

スコール 「・・・・・・・・・・・(気が散る、あんたのせいだ)」

スコールはガンブレードを取った、そして同時にモンスターを斬り倒した。

サイファー 「 そんなようじゃあガンブレードじゃなくて木の棒でもふりまわしていろ!!」


スコール 「 あんたには関係無い」

サイファー 「 ガンブレードなんてお前が扱えるもんじゃあねえよ!」


スコール 「 うるさい」

サイファー 「 俺ならそんな雑魚倒すのにお前みたいに時間かからねぇぜ」

スコール 「 じゃああんたが倒してみろ」

サイファー 「 ああいいぜ」


サイファーは言った




サイファー 「 ・・・・・・・・・・・・・・・」 


サイファー 「 丁度いい訓練モンスターはいねえ」

 (何を言っているんだこいつは・・・)

サイファー 「 仕方ねぇ、お前と闘ってやる。その方が早い」   

スコール (たしか、今日は試験があったはず・・・)

(でもこいつは多分、勝負しなかったら試験中に俺の邪魔をしてくるだろう・・・)

(仕方が無い・・・闘うしかないか・・・・・・・・・・)

スコール 「 ・・・・・・いいだろう」


サイファー 「 じゃあ今から10分後にガーデンの後ろの山に来い」


スコール 「 10分後にガーデンの裏の山だな」

サイファー 「 くっくっく楽しみだぜ」

スコールは何も言わず訓練施設を去った



                AM6:45・・・規定の時間まであと8分


―――   学生寮



スコール (・・・弾は全部装填しておいた方がいいな)


スコールは弾を装填し始めた


・・・・・・・・・完了


スコール 「 行くか・・・」


スコールは裏山に向かい始めた


AM6:50分・・・規定の時間まであと3分


スコールはガンブレードを地面に突き立てた


スコール (・・・・・・あと3分)


スコール (本当にあいつは来るのか?)


Next Time: 2m30s


スコール 「 ・・・・・・・来るのが早すぎたか」


スコールは目を閉じた


          なんで俺の邪魔をするんだ・・・・・・


               別に俺の事は関係無いのだろうに


                  ・・・・・・・・俺には、理解できない


その時、サイファーが現れた



サイファー 「 やられる覚悟は出来たようだな・・・クックック」


スコール 「 ・・・・・・・」


サイファー 「 じゃあ、行くぜ!!」


スコールは剣を抜いた


そしてそのまま倒すべき者に突っ込んでいく



サイファーの元に辿り着くとスコールは先制攻撃として鮮やかに斬りかかった


しかしサイファーはそれをガンブレードで受け流す。


スコールはすかさず防御の体勢を図る


サイファーはやはり反撃してきた


スコール 「 ぐッ・・・!」


重く、強烈な反撃だ


スコールはまた、反撃する。

                   
『ドギィィィィン!!』


ガンブレードの独特な音が早朝の山に響く・・・。


その時、スコールはサイファーの強力な一撃に少し怯んだ


スコール 「 ・・・・くッ!」


サイファーはそれを見てあざ笑い、挑発してくる。


それを見たスコールは激しく反撃する


スコールの激しい攻撃はサイファーを完全に圧した


サイファー 「 グググ・・・・」

サイファーはそれを弾いた


スコールは今回の戦闘で何回目ともなる突進をまた開始した。


その時、サイファーは訓練では禁じ手となっている『魔法』を使った


スコールは完全に不意をつかれた


スコール 「 ぐぁぁぁ!」


スコールは辛うじてガンブレードで防いだがかなり後方に吹き飛んだ

        
サイファーはそれを見るとまたもあざわらい近づいてきた


その時、サイファーはついにスコールに斬りかかった。


スコールの額に刃がかすった瞬間サイファーはトリガーを引いた・・・・・。



スコールの額から血が飛び散る。


スコールは地に落ちた自らの血を見て闘志が燃え上がった


スコールは再び立ち上がり、ガンブレードを振りかぶった。


スコール 「 うぉぉぉぉぉぉ!!」


そして刃は地を火花を発しながら天に翔けのぼり、確かに敵の額を斬り抜けた



そして同時にスコール自身にも、もはや避けられない『運命』が刻み込まれた――――――
ステルス
2001年11月02日(金) 23時24分22秒 公開
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オープニングですよね?すごく目い浮かびました。 ■2005年04月06日(水) 13時53分30秒
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