過去にも何度か書いていると思うのですが、私の一番好きな漫画はダイの大冒険です。
一昨年からまさかの新作アニメがはじまり、無事に完結を迎えました。
ファンとしては感無量です。
いや~まさか30年越しでアニメが見られるとは思いませんでしたし、このご時世に100話ぶっ通しなんて驚きですホントに。しかも長いのに作画も安定しているし、ほとんど原作準拠でした。これ以上ない素晴らしいアニメ化だったと思います。
なによりサイバー攻撃で1ヶ月放送不能になったにも関わらず、次クールの10月を突き抜けて100話までやってくれましたよね。自分が仕事をする立場になるとよく分かりますが、これ地味にスゴイですよ。半年前なら次の番組決まってますからね。それ潰してやっちゃうって相当なものだと思います。よく承認されたなと。そのくらいスタッフの熱意があったのだろうと思うとそれだけで涙が出てきます。
今回は原作が完結しているということもあり、アバンのしるしが序盤でもたまに光ったりとか、ちょいちょい先取りしたアニオリ描写があって、スタッフの愛が感じられましたよね。漫画だと後付け感が出てしまう設定が、アニメ化したことでより良くなっているという稀有な例だと思いました。
声優さんの演技も良かったです。発表時は正直嫌な予感もしたんですよ。30年前とは言え前作のイメージもあったので、大丈夫なのかなと。でもそんな心配は全くいらなかった。むしろ元々この声だったんじゃないかと思えるくらいでした。
BGMも、旧作とは異なりドラクエのゲーム音楽ではないので最初はどうなるのかと思っていましたが、こちらも心配無用でした。むしろゲームのBGMでなくて良かったと思います。イメージが引っ張られますからね。
ダイの大冒険はいわゆるジャンプ黄金期にやっていたので、一緒に連載されていたのが文字通り化物作品揃いで正直言って二軍感はあったんですよね。でも子供の時から自分はダイが一番好きで、今回改めてアニメで前編見てそれが確信に変わりました。今見ても色あせない素晴らしい作品だなと思いました。
そういえば、ラストのピロロは原作だと消滅してましたが、アニメだとリリルーラで逃げていたようです。これが原作者の三条先生の指示だそうですから、続編を期待しないわけにはいかないですね。もうオジサンなので元気なうちにやってほしいです。
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