FFM史 ~運命の日~

受験が終わり、高校生活もひと段落。

普通の高校生なら最後の青春を満喫するのですが、自分の青春はFFなので遊んでる暇はありません。

何しろ5月にはFF11の発売が控えていますからね。

それまでにFFMASTERの更新を再開したりと忙しいのであります。

ということで色々計画を立てていたのですが・・・。

その計画が実現されることはありませんでした・・・。

FF11の発売が近づくと、色々な情報が出回るようになってきました。当時はβテストもやられていましたし、家庭用ゲームとしては初めてのMMORPGということでスクウェアも力が入っていましたね。

そうした情報を見ながらオンラインのFFをあれこれ妄想する日々・・・。

PS2用のHDDも予約してプレイの準備はOK。

そんな状況ですから、FFMASTERの更新に力が入るわけがありません。

やはり自分はゲームが好きなのです。FFMASTERの管理人の前に、1プレイヤーなのです。

そして・・・

2002年5月16日、運命の日を迎えました。

プレイ日誌にも書いた通り、初日はかの有名なリトライオンラインでした。

FF11はオンラインゲームなのでプレイヤーはゲームのサーバーに接続をしてゲームをするのですが、予想を超える人気ぶりにサーバーがダウンしてしまったのです。

特に、月額課金だったFF11の場合はゲーム開始時に名前や住所などの登録から料金の支払い手続きなど色々あったんですよね。

FF11そのものは何十万人も接続できる性能だったようですが、登録手続きを行う部分(PlayOnlineというポータルサイト)がダメだったようです。

実際にヴァナディールの大地に降り立ったのは翌日だった記憶があります。

具体的な内容は置いておくとして、とにかく面白かったです。

私が面白さを感じる理由は大きく2つありました。

ゲームの歴史の連続性を一気に飛び越えたこと、最新の技術で中世ファンタジー世界観のRPGを作るとどうなるのかを体現してくれたこと、この2つです。

前者はまぁオンラインなので分かりやすいですね。

これまでのRPGと違ってその辺の人はみんなプレイヤーです。何万人で1つの世界を共有するというのは、いわば仮想世界みたいなものでRPG好きとしては理想のゲームです。これが面白くないわけがありません。

後者は個人的な好みですが、やっぱりFF6くらいまでの中世寄りなFFの方が好きなので、当時の最高の技術で中世ファンタジーを見られるのはこれまた面白くないわけがありません。

そんなわけで、とにかく面白いのでFFMASTERそっちのけでプレイすることになったのです。

しかも、普通のゲームならせいぜい数百時間やれば終わります。

でもMMORPGは終わりません。何千何万時間できちゃうんです。

そうなるとFFMASTERの管理なんてやってる暇ないわけなんですよ(え

普通のゲームは数百時間で終わるのであとは攻略ページを作るなりやり込みをするなりできますよね。

でも、FF11ではそんな甘いゲームではなかった・・・。

その上、1つの世界を共有しているという都合上、攻略以外のコンテンツを作るのも頭を悩ませます。

それまで書いていたプレイ日誌のようにキャラいじりをする・・・と、画面の向こうの誰かを攻撃するってことになりますから、さじ加減が難しいです。

これはなかなか神経を使いますよ・・・。

例えば・・・

「昨日はとある人のバザーで武器を買ったのですが、隣の人が300G安く売ってました・・・」

「ボッタくってんじゃねーKUSO!!!!」

とか書けないじゃないですか、心では思ってるけど。

そんな調子で悩んでいると、「そんなこと悩むくらいならもうゲームしよ!!」って思うわけです。

もともとゲームが好きだからFFサイトを作ったわけで、FFサイトが好きだからゲームやってるわけじゃないですからね。

かなり無責任な話ではあるのですが、やはり1プレイヤーとしてはそういう選択肢をとるしかなかったのです。

という長い言い訳をしてみましたが、今振り返れば色々やりようはあったと思います。

ただ、それをやるには子供すぎたのだと思います。所詮高校生ですからね。

とにもかくにも、2002年5月16日は、私のゲーム人生にとってもFFMASTERにとっても運命の日になったのです。

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