FFM史 ~FFMASTERが残してくれたもの~

ゲームの攻略サイトってなんの役に立つと思いますか?

FFMASTERはそれなりのアクセスを集めたサイトですが、それでも私にとって何か凄いメリットがあったかというとそんなことはないのが実情です。

世の中の人の攻略サポートをした・・というのも事実ではあるでしょうが、その辺は実感できないのであんまりピンときません。

というかサイト運営なんて単なる自己満足なんですよ。

でも・・・

そういう綺麗事ではない部分で本当に役に立ってくれたんです。

 

1つは仕事。

FFMASTERを作ったのは十数年前で、当時は今のようにブログやインスタのような便利なサービスはなかったので、全部自分でやる必要がありました。

HTMLでページを作ったり、CGIを使った掲示板を設置したり、ドメインの設定をしたり・・・と、普通の高校生ではあまりやらないことをやってたんですよね。

客観的に見るとけっこう大変だったと思うのですが、学校の勉強と違って自主的に色々調べたり実験したりして頑張ってた記憶があります。

それが功をそうしたのは社会人になってからです。

普通にホワイトカラーのサラリーマンをしているので、デスクワークとミーティングが全てです。

で、大企業なのでこのハイテクな世の中でもアナログなんですよ全体的に。そんな調子なのでバリバリとマクロを使える人なんていませんし、自分でサーバーの設定できる人だっていません。

これが自分でできる、ググればなんとかなるというのは大きなアドバンテージでした。

大学でITかじってましたとかいう人はいますが、こっちは超実践的スキルを習得しているので仕事で使えるのがどちらかなんて明白です。

サラリーマンは最初のスタートダッシュというか印象でけっこうその後の人生(会社からの扱い)が変わるので、これは本当にFFMASTERのおかげだと思います。

 

2つ目はもっとリアルな話。

実は数年前からもう1つサイト運営をしているんです。

もちろんゲームのサイトではありません。

いわゆるアフィリエイトのサイトで金融関連の情報を扱っています。

なんとこれが相当儲かっています。FFMASTERの維持費とか問題にならないくらいに。

FFMASTERは収益を求めたサイトではありません。

ただ、人が何を求めているかは毎日考えてサイト運営をしていましたし、実際上手くいったかは分かりませんが何度もトライアンドエラーをしています。

これが役に立った。

当時何があったのか・・・それを思い出しながらサイト運営をすることで面白いように収益が上がりました。

結局どうすれば人が集まるのか、動くのかという基本は同じなので、それを上手いこと応用できたのだと思います。

自分でもビックリするくらいの実績を上げる事ができましたが、これもFFMASTERのノウハウが役に立ってくれたなぁと思っています。

 

結果論と言えば結果論なのですが、前に書いた通り好きな事をとことんやるというのは、やはり何かを起こす力があるのだと思います。

傍から見れば、あの時代にゲームサイトを運営している高校生なんてほとんど変人だったと思いますし、寝不足で学校でも寝てたりしましたが・・・

 

それでも今振り返ればこうして大きく私の人生の役に立ってくれました。

それもあの頃は想像もつかない形で。

 

勉強や部活を頑張るというのも素晴らしいことだとは思います。

でも、自分のやりたいことをとことんやるということの価値はゲームだって同じです。

もし息子が自分と同じようにゲーム大好きな少年に成長したとしても、それを伝えてあげたいと思っています。

いつかその日が来るまでは、FFMASTERをネットの海に残しておこうと思います。

 

そして当時高校生だった天鹿くん

よく頑張りました!

君の判断は間違っていなかった!

コメント

  1. k46k より:

    約一年間に渡る振り返り、懐かしさを感じながら読ませていただきました。

    何かに取り組む時に好きという気持ちがあれば、それは大きな原動力になりますよね。

    中学、高校当時は攻略法情報を見るのはもちろんのこと、管理人日記、プレイ日誌、投稿小説等、とても楽しませていただきました。

    この場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。

    ありがとうございました。

    • 天鹿 より:

      >k46kさん

      私自身も当時を振り返りながら色々思うところがありました。
      損得を考えずに夢中でやるということの大切さを思い出させてくれたなぁと思います。
      また、当時の掲示板のログを見るとFFMASTERという場で楽しんでくれた人もたくさんいて、それは私の大きな実績なのだろうと思います。

      超スローペースの連載でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。