昔のRPGってラスボスのお城とか行くと途中にセーブポイントなんてないので道中から本線までまさに死闘って感じでしたよね。
FFだとクリスタルタワーからのラストバトルが有名ですが、実は個人的には「ギガゾンビの逆襲」っていうドラえもんのRPGが印象深かったりします。
長いFF11の生活の中でも死闘と呼べる戦いは何度かありましたが、最初の死闘がレベル55時代の闇の王戦です。
現在(というかサービス開始数年後)では、ディスペルやリフレッシュをはじめとした便利な魔法やアビリティもあるので、レベル55でも楽に戦えるのですが、当時はロクに魔法もなかったのでとても苦戦した記憶があります。
前衛はハイポーションを鞄に限界まで持ち、後衛もジュースを大量に抱えてケアルタンクするガチンコバトルです。
なんて簡単に書いてますが、そもそもハイポーション自体があんまり出回っていなかったのでロランでモルボルを乱獲して合成して準備しました。
お金を払えばアイテムが手に入るというのはある程度経済が整うことが必要で、それまでは自給自足になってしまいます。当時のヴァナはまだ印章BCなんかもなくて、薬漬けで戦うような相手はいなかったんです。
そう考えると普通のゲームと決定的に違うのは誰かが用意しないと消費アイテムすら手に入らないということなのかもしれません。これは現実世界でも同じことですから、ほんとリアルですね。
そんな調子で、戦う日を決めたらそれまでの数日は準備タイムです。
そして準備が整ったらヴァズへテレポしてズヴァール城へ向かいます。
55キャップ開放のタイミングでMGS魔法が実装されたので、道中はかなり楽になりました。
実装前にも何度か王の間へ挑戦したのですが、城の中を敵を倒しながら進むのはまさに地獄で、1パーティでは夜から明け方までかけてようやく王の間までの半分しか到達できない始末でした。
なにしろ敵の本拠地なので一度敵に見つかるとワラワラとリンクして援軍がやってきますからね。戦うたびにパーティが半壊してキャンプを張るという牛歩行軍になってしまうのです。
そして襲い掛かる寝落ちw
Kazさんなんかは明け方まで城攻めをしてから仕事にいってましたから、確実に会社で寝てたと思いますよ。私なんか前の日に2時くらいまで起きてるだけでも次の日はミーティングで普通に寝そうになりますからね。
冷静に考えると、明け方までゲームして会社行くとか病気でしょうw
話を戻すと、インスニのおかげで行軍はだいぶ楽になりました。
この頃はまだ見破りを持つ雑魚敵もいなかったので、安全そのものです。効果が切れるまでの時間がランダムだったので、かけてすぐきれることもありましたが・・・。
全員揃って王の間の門にたどり着いたときはまさに魔宮の門を目の前にしたダイの気分です。ドラクエだけど。
王の間の好きなところは、門を開けるとすぐに闇の王がいるわけではなく、まずは渡り廊下(?)に出るところなんですよね。
あの場所で戦いの前のトークができるw
RPGのお約束じゃないですか、ラスボスの前でみんなで会話するやつって。
最後かもしれないだろ?だから 全部話しておきたいんだ
みたいなやつです。結果的にはラスボスではなかったけど。
闇の王との戦い方は単純です。
なにしろ当時は前衛はあまりやることがない。挑発と連携くらいしかない。だから正攻法で最後までやり抜くのみ。
基本戦法はナ戦モの三人で挑発を回し、連携は乱撃→レタス→乱撃の3連携。
当時は挑発が強力で、ナイトからでも挑発1回でタゲを取れてしまうので、もはや盾という概念などなく、死にそうになったら挑発してみんなでバランスよくダメージを受け持つ流れになります。
あとは後衛にタゲがいかないように殴り続けるだけの簡単なお仕事です。
後半はもうタゲもくそもない戦いなので、力尽きるまで殴るだけの簡単なお仕事です。
うん、この時代の後衛はホント大変だっただろうと思います。大変というか面倒というか。
戦いの結果はというと・・・実は初戦は負けると思っていたのですが・・・一発で勝ってしまったんですよ。
こうやって書くと簡単そうに見えるんですが、これがけっこう難しくて、別の人たちと二回目をやった時には前半で軽くやられたんですよね。わりと運の要素が強い。
たぶん他の人も似たようなもので、自分がランク6になった時にはサーバーに数人しかランク6はいませんでした。
私はこのあとは少しヴァナを離れていたので55キャップの期間は短かったのですが、6年のヴァナ生活の中で最も印象深い戦いは闇王だと思っています。
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