FF11のプレイヤーは多くの時間をレベル上げやアイテム集めに費やすわけですが、私の場合はわりと(ゲームシステム的には)道草をくってる時間が多かったように思います。
せっかく仮想世界にいるわけなんで、普通のゲームの楽しみ方ではね・・・。
そんなわけでよくやっていたのが・・・
セルビナ警備隊です!!
警備隊の任務は簡単。
セルビナの街の前に待機して敵を倒すだけ!
街の入り口の柵の中あたりに待機してLS会話でもしながらピンチを待つお仕事です。
定期的に、ゴブやボギーに追われて負傷した冒険者が街へ逃げ込んでくるので、彼らを安全に逃がすために挑発して敵をひきつけます。
昔は大トレインがよく起きていたので、ゴブを何匹も街の前に連れてくる人がいましたよね。街へ逃げたあともゴブ達は街の前にいるので、次から次へと冒険者に襲い掛かり地獄絵図に・・・。
街の前にいるのは待機中のレベル上げパーティなので、命からがら逃げているところを入れ違いで颯爽と敵を迎えうつのがポイント。
「ここは俺にまかせて逃げるんだ!!!!」
みたいなのをリアルに体験できる完全なる中二病プレイです。
みなさんも想像しませんでしたか?学校にテロリストが攻めてきて、自分が大活躍してテロリストをなぎ倒す妄想とか。
セルビナ警備隊として低レベルプレイヤーに囲まれて敵をバッタバッタと倒して羨望の眼差しを受けるのは脳汁が全開になります。
「ありがとうございます!!!」
という言葉をたくさんもらえるのでとても嬉しいです。
ある意味では一番の廃人の特権なんじゃないかなぁ。周りより自分が強くないとできない仕事ですからね。
たまにボギー2匹とか連れてきてレベル50の戦士だと返り討ちに遭うこともあるのですが、助けたのに負けるとめちゃくちゃにカッコ悪いので、勝てなそうなときには人気のないところへ移動してこっそり死ぬのです。
カッコ悪い姿を見せないのがヒーローなのです。
残念なのは、セルビナ警備隊はセルビナが賑わっていた時代だから成立したので、プレイできたのはレベル60キャップくらいまででした。だんだんセルビナから人がいなくなっちゃいましたからね。
しかも、システム的にトレインが起きにくくなったので街の前で大混乱が起こることもなくなってしまいました・・・。ある意味ではイベントなので、大トレインが産まれる仕様はそのままにしてほしかったですが・・・。
なお、2018年現在だとセルビナにも砂丘にもプレイヤーが一人もいないので、警備の意味がありません・・・。
やっぱりオンラインゲームは人がいてなんぼですね。
レベル上げやアイテム集めはマゾかったですが、面識はないけど同じ世界に住んでいる人との色々な関わり合いがゲームの楽しさを紡ぎあげていたのだと思います。
普通のゲームだと自主的に警備隊なんてやらないですからね。単にゲーム自体を進めることだけではなく、本当の意味でヴァナディールで生活してたんだなぁって感じがします。
ガチのオンラインゲームをリアルタイムにプレイできたのはゲーマーとしてはとても恵まれていたのでしょう。
ちなみに、このセルビナ警備隊で助けた人の中の一人の女性が今の妻です。
やはり人助けは素晴らしいことですね。
もちろん嘘ですが。
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